原材料の視察のため群馬県へ。

9月20日、秋の気配が少しずつ深まる中、群馬県沼田市にあるこんにゃく粉製粉企業「株式会社ミヤタ」様を訪問しました。

今回の視察では、原材料の品質を自らの目で確かめるとともに、製品づくりの基盤を支える現場を学ぶことを目的としました。

一面に広がるこんにゃく畑

群馬県沼田市は、赤城山、武尊山、皇海山など標高の高い山々に囲まれた自然豊かな地域です。火山灰を含む水はけの良い土壌は、湿気を嫌うこんにゃく芋の栽培に最適とされています。訪問した地域では、岐阜県で見慣れた田んぼのように、至る所にこんにゃく畑が広がっていました。

▲一面に広がるこんにゃく畑の景観に圧倒されました

夏の間に大きく育ったこんにゃく芋は、青々とした葉が徐々に枯れていき、完全に枯れた11月頃に収穫期を迎えます。

整備された製粉工場

工場では、乾燥させたこんにゃく芋を粉に加工する「製粉機」を見学しました。こんにゃく粉には等級があり、最も精製度が高く上質な粉を「特等粉」と呼びます。特等粉は不純物が極力取り除かれ、きめ細かくなめらかな点が特徴です。
ミヤタ様の工場では、この特等粉に仕上げるため、ふるい作業を三度繰り返しているとのこと。設備は大規模かつ整然と整備されており、品質を追求する細やかなこだわりを感じられました。

▲乾燥させたこんにゃく芋を製粉する機械
▲製粉後のこんにゃく粉を袋に入れ、電動ミシンで縫い合わせる

会長の熱いお言葉

長きにわたり業界に携わってこられた会長の宮田様からは、工場の管理だけでなく、日本各地を営業で巡られた際の土地ごとの歴史や特色など、興味深いお話を伺いました。こんにゃく粉は価格変動が大きい業界ですが、長年にわたる経験と信頼に支えられ、安定した品質が守られていることを改めて実感しました。「仕事は熱意が大事」という力強いお言葉が特に印象に残っています。

▲宮田会長(写真左)と記念の一枚

美味しいこんにゃくを食卓へ

ミヤタ様から仕入れるこんにゃく芋やこんにゃく粉は、当社製品の多くに欠かせない原料です。長年にわたり築いてきた信頼関係と確かな品質があるからこそ、私たちは自信を持ってこんにゃくづくりに取り組めています。

▲厳選されたこんにゃく芋から製粉された特等粉です
▲昨年のこんにゃく芋の写真。今年も11月の収穫後に届く予定です

今回の視察を通じ、原材料の品質の高さと生産者様の熱い想いを改めて感じ取ることができました。

今後もその想いを大切に受け止め、情熱を持って皆さまの食卓に「美味しく、安心できるこんにゃく」をお届けしてまいります。



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